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AviUtlでポスターや冊子を作ろう

この記事は畏れ多くもAviUtl Advent Calendar 2022 - Adventarに参加させていただいています。5日目の記事だそうです。

4日目→AviUtlのプラグインを蒐集しています - かろてら

6日目→AviUtlのシーンチェンジ機能を使わずに他の方法で再現する

 

この記事ではAviUtlでポスターや冊子の制作を検討する......というか現実世界で生きるわたしがこの前AviUtlでポスターと冊子を作ったので、その所感を書き連ねていきます。ScrapBoxでの技術的な記事とは程遠い内容になりますが、アドベントカレンダーの箸休めとしてご覧いただければと思います。月曜日だし息抜きしよう。

 

結論

AviUtlは印刷物の作成には向いていない。他ソフトで再現が難しいもののみ、AviUtlで作るのが便利。透明性に注意。

 

AviUtlのみで作成

先程AviUtlでポスターと冊子を作ったと言いましたが、実はPowerPointやPublisher*1など、他ソフトにAviUtlで作った素材を貼っつけて作成していました。タイトル詐欺じゃん。というのも、AviUtlだけで作るとなると以下のような制約があるからです。

・解像度

どのような印刷物を作ろうにも、AviUtlには解像度の問題が付きまといます。印刷、とくに印刷業者で製本する場合は高解像度が求められます。例えば、A4サイズを600dpi*2で印刷するときのピクセル数を見てみると……

 

 

 

4960 × 7015 !!!!!

めちゃくちゃ大きい値が出てきました。1080pを優に飛び越え、ePi氏のセットアップ - /AviUtlで設定されている最大画像サイズの4864よりも大きいです。これではAviUtl上で編集できません(数値上げろ)。

・両端揃え

AviUtlには、中央揃えはあっても両端揃えはありません。ポスターのちょっとした文章ならpタグで微調整できますが、インタビュー記事のような見開きいっぱいに文字が並んでいる場合ではかなり大変そう。

 

このように、AviUtlにはその身一つで印刷物を作れるほどのポテンシャルはないかもしれません。そりゃそうだ。

他ソフトと一緒に使う

AviUtlを印刷物に活かしたいときは、こっちの方が楽だと思います。ePi氏のexport2clipboard - /ePiなどで編集画面を出力し、Illustratorなどのちゃんとしたソフトに張り付けるのがいいかもしれません。というか私はこういう方法を取りました。

 

そうまでして、AviUtlで作ったものを使おうとする必要はあるのでしょうか。他ソフトより、AviUtlの方が自分の思ったものがうまく表現できる、なんて人も少なくはないのと思います。だからこそAviUtlが時たま画像編集ソフトとして呼ばれるんじゃないでしょうか。

しかし、AviUtlはDTPソフトにはなれないようです。

 

あとがき)拙く、分量もない記事になってしまったことをお詫びします。アドベントカレンダーの記事は、バッテリー切れかけのノーパソで、風邪気味な状態で書くもんじゃないです。

*1:Microsoft Office Publisher。Office365を契約するとおまけみたいに付いてくる。Publisherならではの機能もいくつかあるが、大体Wordで良くね?ってなって閉廷。

*2:これくらいあれば業者さんに出しても怒られなさそう[独自研究]